元々野生の動物であったペットたちは身体の不調を隠すことに加え、
言葉を発することができない動物たちの症状は
重症化してはじめて飼い主様が気付くことも少なくありません。
人間では「人間ドック」を定期的に受診することで
病気の早期発見に役立てていますが、
動物たちも健康診断を受けて
病気を予防・早期発見することが重要です。
フィラリアは蚊を介して動物たちの体へ進入します。重篤な場合には血液循環に支障をきたし、結果死を招くこともあります。お外へ出ることの少ないワンちゃんであっても蚊は家の中に進入してきますので、フィラリアに感染する可能性があるのです。
また、近年ではワンちゃんだけでなく猫ちゃんもフィラリアに感染することがわかってきています。猫ちゃんも重篤な呼吸器症状を呈しますので、当院では猫ちゃんにもフィラリア予防を推奨しています。
当院ではワンちゃんには月に1回の投薬での予防、猫ちゃんにはスポット剤での予防を勧めています。また予防センターではワンちゃん用に年に1回の注射による予防も実施しています。
外へお散歩に行くワンちゃん、猫ちゃんはいつの間にかノミやダニを連れて帰ってくるケースがあります。また人間が外からもって帰ってしまうこともあります。ノミやダニの恐ろしいのはその感染症です。吸血の際に多様な菌を体内に入れてしまい、感染症を引き起こします。
また、ワンちゃんや猫ちゃんのみならず、私たち人間にも感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスには特に注意が必要です。STFSウイルスは致死性で、毎年国内で死者が確認されています。マダニを介し感染しますので、ノミ・ダニ対策は怠らないようにしましょう。
ワンちゃんや猫ちゃんには、一度感染すると重症になり特効薬がない病気、後遺症が残ってしまう病気などがあります。とくに生まれたばかりのころは親からもらった免疫があるため病気かかりづらいですが、しばらくするとその免疫の力が弱ってきます。それを補うのがワクチン接種です。
狂犬病は一度発症すると人であろうと犬であろうと100%死に至る病気です。そのため、その予防を目的に法律で予防接種が義務付けられています。狂犬病注射は必ず年に一度受けさせましょう。
当院では藤沢市・茅ヶ崎市にお住いのわんちゃんの狂犬病注射を行った際、保健所への登録代行を承っております。その場合は狂犬病の登録番号が必要になりますので、市からのハガキや愛犬のしおりに番号の記載がございますので、ご持参をお願い致します。
避妊手術とはメスの卵巣と子宮を、去勢手術とは犬の精巣を手術により取り除き、子供ができないようにするための手術です。近年は不必要に赤ちゃんを作らせない目的とあわせ、病気の防止、ストレスや攻撃性・異常行動の抑制のために行う飼い主様が増えてきました。
手術を行うメリット・デメリットを理解したうえで最善の選択を取れるよう、ご不安な点があればいつでも相談に応じます。
動物たちの寿命はワクチン接種やフィラリア感染予防などにより飛躍的にのびましたが、加齢に伴いガンや糖尿病などの成人病を患うケースが増えています。健康診断で早期発見・早期治療を行いましょう。3つのプランをご用意しています。
内容:元気な子の健康管理に一年に一回おすすめしています。
目安:1歳〜
内容:健康的な子にお勧めの標準的な検診プランです。シニア期前の健康チェックに。
目安:3歳〜
内容:Bプランに心臓検診がついたプランです。持病のある子にも。
目安:5歳〜
<お得なご案内>
病院からお誕生日プレゼントとして、お誕生月の健康診断ご予約の方には10%割引いたします。(一日の検査頭数に限りがあるため、お早めにご予約をお願いします)
血液検査を行うことで、動物たちの健康状態や内臓機能を知ることができます。